TACS for Flash 講座#12 「読み込んだSWFの操作について」


ここではレイヤーに読み込んだSWFファイルを、TACS for Flash上で操作する方法について解説します。



ver24 から読み込んだSWFの直接操作ができるようになりました



Flash8以降のバージョンで作られたSWFに限り、TACS側からレイヤーに読み込んだSWFの再生位置を操作する事が可能です。
それでは具体的な使用例をあげて説明したいとおもいます。
ではまず下図をご覧ください。



これは、フリーで使用できるFLASH作成ソフト「ParaFla!」のスクリーンショットです。
有料のFlashエディターを所持していない方でも、SWFを手軽に製作できてしまう大変便利なツールです。
ParaFla!のページ
今回はParaFla!で、製作したSWFをTACSで使用してみましょう。

上にあげた図のように、yukikopattern.swfを製作します。
1〜10フレームはキャラクターが登場するするアニメーション。
11フレームからは、表情が違う立ち絵をフレーム毎に表示させています。
そして各フレームには、ラベル名を記述と…まあみたとうりな状態になっております。

注意点としては、
ファイル(F) から選択できる、プロジェクトのプロパティにて…




↑このようにSWFのバージョンを、SWF8(FLASH8以降のバージョン)にする必要があります。


※ちなみにFLASH8で、上記ParaFla!と同じような編集をすると、こんな感じになります。



これらのソースは下記リンクからダウンロードして直接確認できるようにしておきますね。
ParaFla!用ソース
FLASH8 or CSシリーズ用ソース



実際の使用例



それでは、その使用方法を解説します。
まずは下記リンクのシナリオソースをテキストエディタで開いて下さい。
http://atelier-c.fiw-web.net/tacs_samplegame/kouza12/tacs.avg


やっている事はかなり単純明確で…
■11行目
PIC 4,data/yukikopattern.swf
これで4番レイヤーに、先ほど作成した yukikopattern.swf を読み込み

■21〜75行目
*番号で由紀子ちゃんを操作
	-由紀子ちゃん→登場
		"frame_play 4,1\n\n■解説 >> frame_playは、swfファイルの指定した箇所から再生を開始します。swf内に再生を停止する命令が無い場合はループ再生になります。"
		frame_play 4,1
	-由紀子ちゃん→喜ぶ
		"frame_stop 4,11\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から11番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,11
	-由紀子ちゃん→怒る
		"frame_stop 4,12\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から12番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,12
	-由紀子ちゃん→哀しむ
		"frame_stop 4,13\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から13番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,13
	-由紀子ちゃん→楽
		"frame_stop 4,14\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から14番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,14
	-由紀子ちゃん→威張る
		"frame_stop 4,15\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から15番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,15
	-由紀子ちゃん→驚く
		"frame_stop 4,16\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から16番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,16
	-由紀子ちゃん→困る
		"frame_stop 4,17\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf から17番目のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,17
	-《一つ前の選択に戻る》
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*ラベル名で由紀子ちゃんを操作
	-由紀子ちゃん→登場
		"frame_play 4,YUKIKO-POP\n\n■解説 >> frame_playは、swfファイルの指定した箇所から再生を開始します。swf内に再生を停止する命令が無い場合はループ再生になります。"
		frame_play 4,YUKIKO-POP
	-由紀子ちゃん→喜ぶ
		"frame_stop 4,YUKIKO-1\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-1 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-1
	-由紀子ちゃん→怒る
		"frame_stop 4,YUKIKO-2\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-2 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-2
	-由紀子ちゃん→哀しむ
		"frame_stop 4,YUKIKO-3\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-3 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-3
	-由紀子ちゃん→楽
		"frame_stop 4,YUKIKO-4\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-4 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-4
	-由紀子ちゃん→威張る
		"frame_stop 4,YUKIKO-5\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-5 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-5
	-由紀子ちゃん→驚く
		"frame_stop 4,YUKIKO-6\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-6 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-6
	-由紀子ちゃん→困る
		"frame_stop 4,YUKIKO-7\n\n■解説 >> frame_stopは、swfファイルの指定したフレームを表示します。今回は yukikopattern.swf からラベル名 YUKIKO-7 のフレームを表示しました。"
		frame_stop 4,YUKIKO-7
	-《一つ前の選択に戻る》
		"【TACS for Flash 講座#12「読み込んだSWFの操作について」】\n左上のメニューを選んで下さい"
ここにある、frame_playframe_stop という命令で、yukikopattern.swf の各フレームを表示させています。
特筆すべき点としては、
frame_stop 4,YUKIKO-1

frame_stop 4,11
の命令は、どちらも yukikopattern.swf の同じフレームを表示しているという点です。
つまり表示したいフレームはラベル名をつけているのならそのラベル名で指定もできるし、ラベル名を用意していなくてもフレーム番号を直接指定すれば表示できるというわけです。


■今回の解説につかったサンプル