【Wii塗装レポート】
なんだかかなりいい感じに塗れたんで、レポートにまとめてみました。
※注意!:このレポートを参考にWiiの分解・塗装を行い、なんらかの実害をこうむっても当方は一切関知いたしません。自己責任でよろしくお願いします。
■分解メモ
まずは分解をして、塗装する表皮だけにします。
本体は「+ネジ」のみ、コントローラーは「Yネジ」のみでそれぞれ組まれています。
以下の点に注意しつつ、なんとか分解しましょう。
ネジはこのように、白いシール(チップ)やゴム足の中にもかくれています。 本体の分解はネジがちゃんと外れていれば、殆ど過負荷をかけなくてとも分解できるようになっています。 もし開けない(とりはずせない)箇所があったら、ネジを見逃してないかよ〜く観察しましょう。 |
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あたり前ですが、ネジをはずしながら、同時にそのネジがあった箇所を覚えておいて下さい。 組立て時に各箇所のネジの種類を間違えると、故障の原因となりかねません。 (Wiiはわりとネジを間違えても、致命的な事になる部分は殆どないようですが) なおゴム足直下のネジは、図のようにゴム足にくっつけて保管しておくと、後々組立てなおすときに混乱しなくていいとおもわれます。 |
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シリアルが印刷されているシールを剥がします。 |
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ツールクリーナーをたらした箇所の粘着力がほとんどなくなるので、シールの下に細い針を差し込み、 指でシールを摘めるぐらいめくったら、あとは指でつまんでそっと剥がす。 最初から爪でひっかくと、表面がボロボロになるので注意。 |
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多少粘着物がのこると思いますが、きにしないで下さい。 これはあとで塗装の下地処理をしていくうちにとれます。 |
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がんばって分解すると最終的にこんなかんじに |
■素材加工メモ
次に塗装する表皮を加工します。
この加工を怠って、いきなり塗装するとちゃんと塗れなかったりします。
まずはこのように、新聞紙でも下にひきましょう。 |
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元々Wiiの表皮は、天井の蛍光灯がうつるぐらい、ピカピカです。 | |
あまりにピカソピカで摩擦係数が無いと、塗装が乾いた後剥がれ落ちかねません。 フィニッシングペーパー等の、いわゆる「やすり」で表皮全体をばりばり削りまくって下さい。 |
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とにかく少しでも削って、ピカピカな面が曇かせるのが目的です。 別にフィニッシングペーパーじゃなくったっていいです。 電動のルーター等のほうが楽かも。 |
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ピカピカだった表皮を曇らせたら、次は表皮に付着している削りカスと、 汚れがつきにくいように表皮に塗られている(かもしれない)ものを洗い流します。 台所用の中性洗剤に、クレンザーを混ぜたものを歯ブラシにつけてごしごし磨いて下さい。 |
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上記の作業は泡がぶくぶくでるので、表皮を風呂桶にでも入れて、 Wiiと一緒に入浴しながらどーぞ。 |
■塗装手順メモ
表面の加工を終えたら、いよいよ塗装開始です。
加工がおわった表皮は、どのように塗装して頂いても問題ないでしょう。
私の場合はエアブラシで塗装を行いましたので、その方法について記述します。
まず 塗料は、水性以外のものを使う事。 手で何度も触れるものの為、水性だと溶ける危険性がある。
お店で塗料を買うときに、店員さんに「手で持つものを塗装するんだけど」って相談して選べば問題無し。
表皮を「サーフェイサー」→「ホワイト」の順番で塗装。 サーフェイサーは塗料のくいつきをよくする為、 ホワイトは以後の塗装の仕上がりの栄えをよくする為に使用。 |
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濃いめのダークグリーンを調合。 塗装した際のラインがつながるよう、 表皮だけで本体を仮組みし、その上から一挙にラインを引く。 |
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同じ要領でWiiコンにもラインを引く。 | |
同じ要領でヌンチャクにもラインを引く。 | |
遠めにみるとこんな感じ。 | |
あとは、すっごい薄い濃度のライトグリーンを調合。 気分がよくなるまで多重塗りをし、 最後にクリアをものすごい大量に吹きつけ、塗料の表面張力でツヤを作り出す。 |
■完成写真
最終的な仕上がりは、こんな感じ。